現状の問題行動も重大ですが、オーナーさんは「この子の介護が始まった時に、お世話ができない」という事も心配されていました。咬むので触る事ができない、お世話ができない…
問題行動を改善する為、始めに行ったのはオーナーさんの思考と行動を変える事。
そして家の中ではずっとフリーなので、リードやハウスを活用し物理的に愛犬と距離を保つようにしました。そうする事により、ご家族の安全が確保され恐怖心が和らぎます。同時に愛犬には問題行動を起こさない環境を提示する事ができます。
散歩は愛犬が行きたい所へ人がついて行くのではなく、共に歩く散歩に変更しました。
その他生活環境を整え、事件が起きないように努めました。
基本的なトレーニングを身に付けるという事は、ただ愛犬がおりこうになる。というものではなく、
【愛犬が上手にできるように伝えられるオーナーさんになる】
手の使い方 表現力 コミュニケーション能力
【上手にできた時の達成感】
愛犬が上手にできた⇒オーナーさんが喜ぶ⇒愛犬が喜ぶ⇒オーナーさんが喜ぶ
通じる事の喜び
ご家族にとって、この『通じる喜び』は自信にも繋がります。
自分の提示を愛犬が理解した。
この『自信』を積み重ねていくと『恐怖心』が消えていきます。